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自主チャート作成

​ベストテン方式に基づく楽曲ヒットチャートの作成

 皆さんは「ザ・ベストテン」という番組をご存知でしょうか。

 詳細についてはGoogle先生に聞いてほしいのですが、ざっくり言うと、1978年1月から1989年9月までの約12年間にわたり、TBS系列で毎週木曜日21時から放送されていた音楽番組です。

 毎週の音楽のヒットチャートを「レコード部門」「有線放送部門」「ラジオ総合部門」「はがきによるリクエスト部門」に分けて、各部門から数値を取得して点数化、ランキング形式で楽曲と出演者を紹介していました。このような明確なランキング作成方法、作成されたランキングは一切修正を加えずに、ありのままのランキングで発表する視聴者に対する素直な発表方法が多くの支持を集め、1981年には41.9%という驚異の高視聴率を叩き出し、TBSの黄金期を支えた番組の一つでした。

 さて、そんな「ベストテン」から生まれたチャート作成方法を俗に「ベストテン方式」と言います。

 具体的には、レコード部門・有線放送部門・ラジオ総合部門・はがきリクエスト部門の各得点を合算し、9,999点満点で点数化するものです。各部門の得点比率は12年間の放送の中で度々変更があり、全部で5通りありました。この辺はWikipediaに書いてあるので気になる方は調べてみて下さい。

 当サイトで昭和ノスタルジック愛好家である管理人が「ベストテン方式」に触発されて、いわゆる「自主チャート」を作成してみようとなったわけです(唐突)

​ 自主チャート自体は特定界隈では既に多くの方々が実践しております。「ザ・ベストテン 得点」でGoogle検索するだけでこの「ベストテン方式」による自主チャートを作成されている方のサイト・ブログがゴロゴロ出てきます。そこで、この「ベストテン方式」に基づいて、少し独自にデータを追加・修正して自主チャートを作成することにしました。

自主​チャートの作成手順

 チャートの作成については、まず以下のデータを持ってきます。

【レコード部門】

・オリコンチャート:合算シングル週間チャート

 →上位30曲を取得

・ビルボード:J-POP週間チャート

 →上位30曲を取得

【有線放送部門】

・USEN:週間ヒットチャート

 →上位20曲を取得

・全国有線放送協会:公式サイト上で発表している週間チャート

 →上位30曲を取得

・CAN SYSTEM:J-POP週間チャート(全国有線放送協会と中身は同じ?)

 →上位30曲を取得

【ラジオ総合部門】

・TokyoFM:JA全農 COUNTDOWN JAPAN 週間チャート

 →上位20曲を取得

・ベストテンほっかいどう:同サイト上で発表している週間チャート

 →上位30曲を取得

本家「ベストテン」ではさらに「はがきによるリクエスト部門」がありますが、こればかりはデータとして集計不能ですので、自主チャート作成にあたっては上記3部門から点数化していきます。

各部門ごとの点数(素点)は以下の手順で算出していきます。

【レコード部門】

・オリコン、ビルボードともに1位なら30点、2位は29点という具合に、30位なら1点で順位をそのまま点数化

 →最高点60点(オリコン・ビルボード合計)

【有線放送部門】

・USENは1位なら20点、2位なら19点という具合に、20位なら1点

・全国有線放送協会、CAN SYSTEMはレコード部門と同様

 →最高点80点(USEN・全国有線・CAN合計)

【ラジオ総合部門】

・TokyoFMはUSENと同様

​・ベストテンほっかいどうはレコード部門と同様

 →最高点50点(TokyoFM・ほっかいどう合計)

さらに、算出された各部門の点数(素点)を以下の得点比率に基づいて、一定数乗じていきます。

【レコード部門】全体の得点比率35%

 →105点満点にすべく素点に1.75倍

【有線放送部門】全体の得点比率35%

 →105点満点にすべく素点に1.3125倍

【ラジオ総合部門】全体の得点比率30%

​ →90点満点にすべく素点に1.8倍

これらを合計すると丁度300点満点の得点構成になります。得点比率に深い意味はありませんが、ラジオチャートについては番組によってやや偏りがあるので、比率を少し低めにしました。

​最後に、本家「ベストテン」同様、9,999点満点にすべく、300点満点の得点に33.33倍して最終得点になります。

実際に作成したチャート(2020年8月10日付)

他の方が作成されたチャートよりも点数がいまいち高くないですね・・・

​最も、3部門7要素からの算出なので、一つ一つのチャートがけっこう希薄化されているのは否めませんが・・・

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